2015年の訪日外国人全体の旅行消費額が初めて3兆円を突破!
3兆4,771億円と推計され、前年(2兆278億円)比71.5%増。
訪日外国人旅行者数注1(1,974万人)が前年(1,341万人)に比べ47.1%増。
1人当たり旅行支出も17万6,168円と前年(15万1,174円)に比べ16.5%増加し、訪日外国人全体の旅行消費額が増加した。
中国人「爆買い」から「観光」へ
中国国家外貨管理局は今年(2016年)1月1日から、約6億人に普及しているという中国の「銀聯カード」を使って海外で外貨を引き出す際の上限額を、1枚当たり1年間で最高10万元(約190万円)までに規制した。昨年までは1日1万元(約19万円)まで引き出しや決済が可能だったが、これに年間の上限を追加する。中国人観光客の“爆買い”に、影響していく。
2014年12月以降に訪日中国人の「直近の日本旅行にかかった総額」は、平均2万7,511元(約52万円)。 最高額は35万元(約662万円)。
「日本滞在中に実際に購入したもの(中国・上海)」
- 「カメラ・ビデオ・カメラ」(53.1%)
- 「日本酒」(31.4%)
- 「香水」(27.1%)
- 「時計」(26.8%)
- 「お菓子」(26.5%)
- 「マスク・パック」(25.3%)
- 「洗顔料」(24.8%)
- 「シャンプー・リンス」(23.9%)
- 「化粧水」(22.5%)
- 「乳液」(21.0%)
〈電通 マーケティングソリューション局調査より〉
訪日外国人旅行者は「ゴールデンルート以外」へ
来日が2回目以降のリピーターが増え、定番スポットをはずしたエリアや泊まったことのない宿を探す傾向がある。
外国人が好む日本の温泉地
- 河口湖温泉
- 湯布院温泉
- 飛騨高山温泉
- 登別温泉
- 洞爺湖温泉
- 別府温泉
- 強羅温泉
- 仙石原温泉
- 有馬温泉
- 城崎温泉
〈楽天トラベル調査より〉
人気観光地 訪問都道府県ランキング
(訪日全観光客のうち合計75%を占める、台湾・韓国・中国・香港・アメリカ・タイの上位6地域が対象) 東京・大阪の2大都市を中心に、関東では千葉(TDR)・神奈川(鎌倉・横浜・中華街)。 関西では京都(歴史遺産)・兵庫(神戸)など。 愛知県・福岡・北海道(雪・ウィンタースポーツ)・沖縄(リゾート)や静岡(富士山)も人気。
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