作成範囲を決める
作成する範囲を決めるのは、意外とムツカシイ!
パソコンでGoogle Mapをご覧になる時に、拡大すると、狭い範囲になって細かい道路が出現し、逆に縮小すると広い範囲が見えますが、細い道は消えて、国道や高速道路だけになるのを体験されているかと思います。
(縮小すると広い範囲が見える)
(拡大すると範囲が狭くなる)
紙面でもこれと同じように、広い範囲を地図として制作する場合だと、細かい道を描ききることはできません。
広い範囲の地図の場合は、道路マップや路線マップとして有効です。
広範囲を移動するときに便利な地図です。
観光マップとして利用する場合には、道路と道路の間隔が狭いためイラストなどは入れにくく、ポイントマークと文字で示すような、少し硬めの観光マップとなります。
また、位置関係や距離を正確に作成したい場合は、範囲をせまくしなければいけませんから、重要なエリアを決めなければいけません。
道路の多い都市部と道路が少ない山間部では、精度の差が格段に違います。
山間部の地図は道も少なくて、簡単に作れます。市街地になると交通機関も多くて、地図制作は大変です。
寺院や博物館などの観光スポットを案内する場合には大きな道があれば十分です。
ラーメン屋さんや薬局などの場所を正確に表示して、使う人が迷わないようにしようと思うと、細かな道を記載しなければいけません。
まずは、目的に合わせてご案内するエリアと紙面の大きさを決めましょう。
〈たとえば〉
- ホテルの周辺を散策していただく。お店まで正確に導く。
- 市内の観光スポットを案内する。だいたいの位置感覚。
- 点在する観光スポットの全体を把握する。広範囲の地図。
- チラシ・ショップカードなどに載せる地図。最寄りの駅からの行き方が伝わる。
- 少し離れた観光エリアにも立ち寄ってもらって、地域全体を活性化させる。飛び地の地図も作成。などなど。