文字への配慮
地図上には様々な文字情報を記載します。
名所が集中しているような場所では、文字が混み合う箇所もでてきます。
どうしても記載する余地がない場合は引き出し線で離れた場所まで誘導します。
駅名、路線名、通りの名称などは、できるだけ沿わせて表示してあげましょう。
道路や路線に重なる場合もありますが、フチくくりで文字を見分けられるようにします。
フチくくりとは背景に邪魔されずに文字を見やすくするために、文字の周囲に細い色を付ける手法です。下の図のように、白色のフチくくりなどが一般的です。
文字の大きさを配慮
高齢者の方が増えていきますので、6ポイント以下の文字は避けるようにしましょう。 また、小さな文字はゴシック体にすると見やすくなります。
地名や駅名などで難読文字が多い場合は、ルビを振るよりもひらがな表記にした方が親切です。可能であれば、ユニバーサルフォント(UDフォント)を使うと、より判読しやすくなります。
ユニバーサルフォント(UDフォント)とは
UDフォントとは、「文字のかたちがわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」ことをコンセプトにデザインされたフォントです。
遠くからでも小さい文字でも、読みやすく設計されており、誤読防止につながります。